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危険なレーザーポインターを見分ける5つのポイント

記事のカテゴリー : レーザーポインターって知ってる?| レーザーポインターのノウハウ


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よくインターネットでは『ハイパワー(高出力)レーザーポインター』とか、『薄型レーザーポインター』とか、『超小型レーザーポインター』とかの宣伝を目にします。

laserpointer.jpg

でも、そんなレーザーポインターは絶対に買っちゃダメです!!

日本では違法品であると言う事だけでは無く、必要な安全規格に合致していないので、あなたのみならず、あなたの周りにいる人にも危害を加えてしまう危険性があるからです。

「海外からの輸入品を直送」だとか、「オークションだからOK」なんてのをみかけますが、『法律に違反している=罰せられる』と言う事よりも、まず”危険!”と言う事を理解して下さい。
その様なレーザーポインターは間違いなく必要とされる安全配慮がされていません。
関連する法律とは消費生活用製品安全法(以下、略称の消安法)、特定商取引法などがあるのですが、これらは購入者の安全並びに利益を保護する為の法律です。

認証を受けているレーザーポインターは、設計や安全テストなどに費用をかけて、万一の際も想定された安全回路が装備されています。
認証を受けていないレーザーポインターは、安易に安価で製造されている為、どの様な危険性があるかもわかりません。
安全回路が装備されていないと電気回路のショートなどの事故が起きた場合など、一時的でも定格よりかなり高い電流が流れてしまい、数十倍もの高い出力が発生し、思わぬ深刻な事故を引き起こす危険性に満ちているのです。(それでなくとも脆弱な電気回路では、スイッチがONされた瞬間はスパイクと言った過電流状態が発生し易く、一瞬の間ですがその過電流により極めて高い出力が発生してしまう傾向があります)

ではどんなレーザーポインターが違法なのか、簡単に見分ける5つのポイントをお教えします。

 


ポイント1)PSCラベルが貼られていないレーザーポインター

psc.gif


消安法に適合している商品は、上記の様な『PSCマーク』が記載されたラベルが必ず貼られています。法律で謳われている要件なので、そのPSCのラベルが貼られてなければ違反品となります。
よく海外からの直輸入品などには、それっぽい英文表記のラベルが貼られていますが、それは関係ありません。必ず安全規格に合致した商品は、日本語で必要な文言とPSCラベルが貼られているのです。
このラベルが貼られてないと言う事は、法律で要求されている公認機関での安全に関するテストがされて無い事を意味します。
この認証があれば万一の事故があったとしても基本的には安全である、逆に言えば、不適合のものであれば万一の事故で取り返しのつかない事が発生する危険性があるのです。
(よく『PSE』と混同した説明がありますが、『携帯用レーザー応用装置』、いわゆるレーザーポインターにはPSEは関係ありません。PSと記載されている説明もありますが、正しくは『PSC(Product Safety of Consumer Products)』が必要な認証です。)

購入前にこのラベルが貼付されているかどうかの確認は難しいかもしれませんが、このPSCラベルが貼られているかどうかと言うのが、一番簡単で且つ効果的に見分けるポイントとなりますので、どうかこれだけでも覚えておいて下さい!!

ポイント2)超ハイパワー(高出力)のレーザーポインター

消安法ではクラスⅡ、出力で言えば1mWと言う制限があります。
1mWを超えたハイパワーのレーザーポインターは、眼の失明の危険性のみならず、その他の体の部位でも火傷を起こす深刻な危険性があります。
『ハイパワー(高出力)のレーザーポインター=””危険』です!!

ポイント3)薄型のレーザーポインター

消安法では単5以上の電池が2本以上と言う規定があります。(充電池の場合でも、それ相応以上の大きさが必要)
超薄型のレーザーポインターは『ボタン電池を使用している = 消安法に違反している = 安全に関する配慮がされてない』ので、『薄型のレーザーポインター=危険』と言う事になります。

ポイント4)超小型のレーザーポインター

以前は弾丸の様な形状のキーホルダータイプのレーザーポインターも存在していました。
しかし、小型のレーザーポインターは筐体を小さくする為に『ボタン電池を使用している = 消安法に違反している= 安全に関する配慮がされてない= 安全に関する配慮がされてない』ので、『超小型のレーザーポインター=危険』と言う事になります。

ポイント5)玩具形状のレーザーポインター

『玩具形状』と言われると難解ですが、今までにあった例で言うと『ピストル型』や『弾丸型』、『怪獣の目や口からレーザー光線が出る』みたいなレーザーポインターです。
消安法では玩具用途のレーザーポインターは、不要な人が不適切に使用する事により事故が発生しない様に制限をしています。
これも上記とほぼ同じなのですが、『消安法に違反している = 安全に関する配慮がされてない』ので、『玩具形状のレーザーポインター=危険』と言う事になります。

 

危険な商品の方が安全に配慮する手間を省いているので安く出来るのは当たり前です。

よくある悪循環なのですが、安い危険な商品を安易に購入する流れが出来てしまうと、その流通構造を崩壊させてしまう事があります・・・。
この様な事により健全な商品が淘汰されてしまわないよう、また使用者のみならず周囲の人の安全を守る為に、是非理解と協力をお願いします!!
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