これは人気アニメ『鋼の錬金術師』のオープニングで、主人公が冒頭に語る『錬金術の等価交換の原則』です。
錬金術は私達が思っている様な何でも出来る魔法ではなく、何かを何かに変えるだけ、大きなものが欲しければ大きなものを差し出さなければいけないと言う事を暗示しています。
「安い物には訳がある」、こんな言葉を聞いた事はありませんか？
今の時代、安くなくては確かに売れません。
しかし、幾ら安くても、安いだけでは困ってしまいます。
１円でも安くと言う取り組みは大変有難いですし、絶対的に怠ってはいけないものだと信じています。
しかし過当競争になってしまい、安売りだけを目指されてしまうと本末転倒になってしまいます。
なぜならその為には何かを犠牲にしなければならない、この世でも『等価交換』と言うのが大原則だからです・・・。
「レーザーポインターを買おう！」と思うのは、レーザーポインター自体が欲しいからでしょうか？
何か目的があって、その目的を達成する為の手段、『ツール』としてレーザーポインターが欲しくなったのでは無いでしょうか？
そこで「安物買いの銭失い」となってしまわない様に、『安いレーザーポインターの罠』 について考えてみましょう。
それには、構造が異なるのでレッドレーザーポインターとグリーンレーザーポインターに分けてポイントを整理してみます。
■安いレッドレーザーポインターの罠
・違法品 ＝ 危険性が高い
・仕様が不明（無い）、曖昧、低い
・ボタンなどのスイッチの耐久性が低い ＝ 壊れ易い
・耐衝撃（落下・振動）が低い ＝壊れ易い
■安いグリーンレーザーポインターの罠
・違法品 ＝ 危険性が高い
・仕様が不明（無い）、曖昧、低い
・ボタンなどのスイッチの耐久性が低い ＝ 壊れ易い
・耐衝撃（落下・振動）が低い ＝壊れ易い
・出力の安定性が悪い ＝ チラチラして眼が疲れる、必要な明るさが無い
・電池寿命が短い ＝ すぐに電池交換をしなければならない
・温度範囲が狭い ＝ 使いたい環境下で使用出来ない
・十分なIRフィルターが装備されていない(赤外線の基本波がカットされていない） ＝ 本当は出力が低い ＝ 明るくない ＝ 到達距離が短い、目に対して危ない
『信頼性 ＝ ブランド』が、私達の身を守る為のわかり易いキーになるのでしょう。
『仕様 ＝ メーカーの約束』と考えられるので、価格が高くても仕様が高いのであれば、むしろバランスで考えると実は安い場合がほとんどかと思います。
またインターネットでのショッピングには気をつけなければいけません。
インターネットでのネットショップは実体感の把握がとても難しいからです。
『特定商取引法』 により、ネットショップの販売者はある程度の情報を開示しなければなりませんが、実際の経営状態まではわかりません。
今や価格比較サイトは無数にあり、１円単位で安く売っているネットショップを探し出すのはそう難しくありません。
（しかし価格比較サイト毎に網羅しているネットショップの範囲が異なるので、本当に探したいのであれば幾つかの価格比較サイトを更に”比較”しなければなりませんが。）
しかしあまり安過ぎるのも、ちょっと不安になりませんか？
１円単位での最安値の凌ぎ合いに巻き込まれてしまうと、健全な経営と言うのがかなり難しくなってくるものです。
実際、色々な価格比較サイトで最安値を更新していた幾つかのある程度の規模の有名サイトが、消費者への通知無しに、ある日いきなりバタンと倒産してしまっているのです・・・。
（でも、その後暫くネットショップ自体は存在し続けていました・・・。）
ネットショップでのショッピングは基本が先払いですので、これは結構なリスクになるのかもしれません。
『高い物にも訳がある』。
最終的には価格だけではなく、必要なバランスで選ぶ必要があると信じます。
そのバランスを判断してもらう為の十分な情報を、このサイトではなるべく中立的に提供していきたいと考えています。
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