例えば隣人に・・・、
「インターネットで見てさ。遠くから風船が割れたら楽しくねぇ?だから、拳銃を買おうと思うんだ。」
とか、
「最近天体観測にはまっていてさぁ。ついに、あの欲しかった日本刀を買っちゃったんだ!」
と か言われたら・・・激しく事件の予感がしませんか?
単なる好奇心は突然悪意に変わってしまうかも・・・。
上の例は極端かもしれませんが、拳銃より日本刀よりも、高出力(ハイパワー)なレーザーポインターは眼にとって最悪の武器となりえてしまうのです!!
レーザーポインターは、単純に出力が高くなればなるほど明るくなるので、眼に対する『視認性 = 見易さ』も上がっていきます。
また高出力(ハイパワー)になれば、暗所では散乱光による綺麗なレーザー光線の軌跡が見えて、まさに映画などで見るレーザーって感じです。
しかしその一方で、眼に対する深刻な危険性が増す事は絶対に忘れてはいけません!
実際に高出力のレーザーポインターで眼の網膜を損傷してしまい、一生消えない十字架が眼に焼き付いてしまったと言う事件も発生してしまっているのです・・・。
偶然にでも高出力(ハイパワー)のレーザー光が直接眼に入ってしまったら、一瞬であっても深刻です。
何らかに当たってしまい、予期できない反射光でも大変危険です。
使用者本人のみならず、周囲の関係無い人の一生を左右してしまう危険性を孕んでいるのです・・・。
(傷害罪などに問われる可能性があります。)
レーザーポインターは可視光の波長であるので、眼に入ってしまった場合、そのレーザー光は網膜まで到達してしまいます。
(紫外や遠赤外の波長は表面の角膜で障害を引き起こします)
レーザー光のエネルギーの大部分は眼の奥のメラニン色素に吸収され、部分的加熱により火傷を起こします。
エネルギーの強さによっては一時的な視力障害として回復するのですが、そうで無い場合、視野の中にぼんやりとした白いスポットが出来、2週間ほどでそれは黒く変色し永久的な盲点となってしまいます・・・。
もし故意に、誰かがあなたの眼を狙ったとしたら・・・。
レーザーポインターですから、あなたが気がつかない程の遠くから狙撃される危険性も・・・。
「・・・・・・・。レーザーポインターって怖い。」
大丈夫です。ご安心ください。
そんな事件や事故が二度と起きない様に、『消費生活用製品安全法』と言う法律で取り締まられているのです。
この法律によりレーザーポインターは、JIS C6802と言うレーザー製品の安全基準のクラス2に制限されたのです。
この基準では人間の体の特性が考慮され、波長-出力-露光時間の3要素から被爆放出限界(Accessible Emission Limit = AEL) を規定しています。
この規定に合致していれば、もし偶然眼の中にレーザー光が直接入ってしまっても、人間は嫌悪感から反射的に瞬きをするので、基本的には大丈夫な訳です。
この様な自然な行動だけで、十分に安全が確保できるのが”1mW”と言う出力なのです。
合法のレーザーポインターは安全ですし、極めて有用です。
(必ず、PSCマークが貼られています!)
1mWを超えてしまう高出力(ハイパワー)のレーザーポインターは危険ですし、海外からでも、オークションでも販売するのは”法律違反”なのですよ!!
色々と気をつけてください!!!!!!!!!!
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