『蛍光色』と言うと 、要チェックの所を塗り潰す、あの『蛍光ペン』を思い浮かべないですか?
さて、なぜ蛍光色と言うのは、他の色よりも明るく目立つのでしょうか?
蛍光物質に光を照らすと、蛍光物質は高いエネルギー状態へと励起されてしまいます。
しかしその高いエネルギー状態は大変不安定なので、元の安定した状態に瞬時に戻ろうとします。
その時に放出されるエネルギーが『蛍光』と呼ばれる特殊な光であり、これはレーザー光が発生する過程と大変似ています。
『励起された不安定な状態 - 安定した元の状態 = 蛍光』と言う感じですかね。
蛍光は吸収した波長よりも若干だけ長い波長となって放出されます。
『普通の色+蛍光色』、言い換えれば『反射光+自発光』が同時に見える為、普通の色よりも鮮やかに見えるんですね。
蛍光は瞬時に放出されますが、溜め込んで暫くしてから放出するのは別に『蓄光』や『燐光』や『夜光』などと呼ばれて区別されています。
蛍光色も、光源である太陽の日差しが強いリゾート地では、更に綺麗に見える事になります。
だから蛍光色が映えるリゾート地では、蛍光色で派手なリゾートファッションが流行するのですね。
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Tags: 波長、視覚
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