ハイパワー(高出力)のレーザーは目にとても危険です。
直接見てしまうのは論外ですが、何らかの予期しない物体に当たっての反射光でさえ重大なダメージを自分で受けてしまったり、相手に与えてしまう危険性があります・・・。
どうしてもハイパワーのレーザーを使用しなければならない、プロのエンジニアの方などは、どうやって目を保護しているのでしょうか?
そんなシーンで活躍するのが『レーザー用の保護メガネ』です。
JISではクラス3B以上のレーザーを使用する際、目の安全を確保する為にレーザー用の保護メガネを推奨しています。
やはり専門のアイテムなだけあってその効果は絶大です。
目に見えてレーザーの出力が減衰されているのがわかりますね。
しかし、レーザー用の保護メガネであれば何でも良いのでしょうか??
勿論、そんな事はありません。
波長依存性がありますので自分のレーザーの波長に合わせ、出力に応じてタイプを選択する必要があります。
ここでは、中でも出力を弱める仕様に関して説明しましょう。
その様な仕様は一般的に『VLT』や『OD』で表されます。
『VLT』とは、『Visual Light Transmission(可視光線透過率)』、即ちレンズを透過する可視光の割合です。
VLT70%の場合は70%が透過される事になります。
一方『OD』とは、『Optical Density(光学濃度)』であり、透過率や減衰率の対数表示となります。
OD0の場合は100%透過し、OD1の場合は10%、OD2の場合は1%と、OD値は1上がる毎に透過率は1/10ずつになって行きます。
実際にはカタログ上などで『OD4-5@450-585nm』の様に使われます。
これは450-585nmの波長範囲の光を0.001-0.01%しか透過しないと言う意味合いになります。
大切な目を守る為には、適当に普通のサングラスをかけるとかでは無く、やはりこの様な専用の保護メガネを装着する様にしましょうね!
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