グリーンレーザーポインターが良いのか?それともレッドレーザーポインターで十分なのか?
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届かないプレゼンテーションは全く意味がありませんよね?
行う方も聴く方も大きな時間の無駄となってしまう危険性のある、プレゼンは1 or 0のデジタルな世界です。
しかし、どんな場合もグリーンレーザーポインターが最高なのでしょうか?
どんな場合がグリーンレーザーポインターならではの特性を活かせるシーンなのでしょうか?
そこでここでは、どんなシーンにグリーンレーザーポインターが適しているのか、はたまたレッドレーザーポインターでも十分なのかを考えてみたいと思います。
●1)会場が広い場合
遠くから見ると、やはりグリーンレーザーポインターの方が同じ出力だと断然見え易いものです。単純に広い所だと、やはりグリーンレーザーポインターの方が適していると言えます。
●2)ハイパワーのプロジェクターを使用している場合
明るい室内蛍光灯下で使いたい、広い会場で大きな画面に投影したいとなれば、ハイパワーのプロジェクターが使用されます。プロジェクターの輝度が高ければ、レッドレーザーポインターの明るさだと負けてしまう事があります。
だからこの場合もグリーンレーザーポインターの方が適していると言えます。
●3)20人以上、大勢の聴衆がいる場合
色覚障害者は日本人を含む黄色人種では、男性で20人に1人と言われたありふれた『普通の存在』です。100人聴衆がいれば、単純計算では5人は会場にその様な人がいる事になります。
色覚障害者にはレッドレーザーポインターの650nm付近の長い波長は見え辛いと言うかほとんど見えません。
グリーンレーザーポインターの波長は色覚障害者のみならず一般の人にも一番見え易い波長なので、 プレゼンなどで全ての人に届けたいのであれば グリーンレーザーポインターを使うべきだと考えます。
●4)寒い環境下や暑い環境下で使用する場合
実はグリーンレーザーポインターは寒いのや暑いのが苦手なのです。その様な環境下では点灯し辛くなったり、 出力が不安定になってチラついたりしてしまうのです。
グリーンレーザーポインターが元気に最大限の能力を発揮するのは20~30℃と言う、大変狭い温度範囲なのです。
10℃以下や30~40℃以上になると、かなり不安定になってしまいます。
ですから本当にハードな環境で使用したいのであれば、やっぱりレッドレーザーポインターの方が適していると言えます。
●5)4時間以上の長時間使用したい場合
グリーンレーザーポインターは波長を変換しなければならず、また出力を安定させる為に電気的にフィードバックをし続けなければいけないので、余分に電力を消耗してしまう為に圧倒的に電池寿命が短いと言う宿命があります。その為、4時間以上の長時間を安心して使用したいのであればレッドレーザーポインターの方が適していると言えます。
●6)暗い所で使用する場合
レーザーポインターは元々かなり明るいので、暗い所であればレッドレーザーポインターでも十分です。勿論、グリーンレーザーポインターの方が更に明るく見えるのですが、コストパフォーマンスが問題となるでしょう。
暗い所であればレッドレーザーポインターでも十分と考えます。
●●7)背景などの対象物も考慮すると・・・
これはケースバイケースなので一概には何とも言えません。しかし『補色効果』で考えると良いかもしれません。
補色の関係から考えるとグリーンレーザーポインターは背景が青、赤の時に見え易く、レッドレーザーポインターはは背景が黄、緑、青の時に見え易くなります。
普通、プレゼンのスライドには注意しなければいけない所は赤字で書いてある場合が多いので、その場合はグリーンレーザーポインターの方がインパクトがあると言えるでしょう。
しかし緑の黒板相手の場合は、レッドレーザーポインターの方が見え易いのです。(”緑の黒板”って何か変ですが・・・。)
だからこれは対象物によって大きく異なるので、何とも言えない所です。
・・・とこの様に、基本的にはグリーンレーザーポインターに軍配が上がるのですが、TPOによってはレッドレーザーポインターの方が適している場合もありえると言う事は覚えておかなければいけませんね!
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