あなたは『日焼け止め』を選ぶ時に、一体何を基準で選んでいますか??
パッケージに書いてある『SPF』や『PA』などの数字が大きければ良いと、あまりにも単純に理解しているのでは無いですか??
・・・何も知らなくても、こんなに格好良く焼ければ良いですが。
正しい日焼けをする為には光を知り、そして日焼け止めの重要な仕様値である『SPF』と『PA』を勉強する必要があります。
日焼けをする原因は『紫外線(Ultra Vioret Ray)』、一般に『UV』と呼ばれているものです。
その『UV』は波長毎に、幾つかのランクに分かれています。(⇒紫外線(UV)とは?も合わせて見て下さい。)
実際にあなたの肌を狙っているのは、このUVの中でも波長が長い方の『UV-A(320-380nm)』と『UV-B(280-320nm)』と『UV-C(200-280nm』の二つになります。(その他のUVは、なかなか地表面までには辿り着きません。)
『UV-A』は波長が長いので、皮膚の奥の真皮まで到達し、シミやシワ、またはソバカスなどの長期的な原因となります。
『UV-B』は波長が短いので、皮膚の比較的表面で炎症や軽い火傷などを短時間の内に発生させます。
簡単に説明すれば、その『UV-A』の防止効果を表すのが『PA(Protection grade of UVA)』で、『UV-B』に対するのが『SPF(Sun Protection Factor)』です。
『PA』は『PA+』、『PA++』、『PA+++』の三段階で、『PA+++』が一番効果が高いと言う抽象的なものとなります。
これに対し『SPF』は、何も対処していない状態が『SPF1』で、『SPF20』だと20倍日焼けし辛いと言う絶対的な表示方法となります。
しかし2000年1月から、『日本化粧品工業連合会(JCIA)』によってSPFの上限は50と設定されたので、それ以上の効果が期待できるものでも全て、『SPF50+』と一様にしか表示出来なくなりました。
しかし『SPF10』以上は、実際の所は然程効果の違いは無いとも言われています。
ではなぜ、日焼け止めを塗ると肌を守る事が出来るのでしょうか?
日焼け止めには一体何が含まれているので、その様な効果があるのでしょうか? ?
日焼け止めに含まれている成分の役割は、大きく分けると3種類のものがあります。
1.紫外線散乱剤
紫外線を散乱させたりして、肌を守るものです。代表的な成分は『TiO2(二酸化チタン)』や『ZnO(酸化亜鉛)』などです。
TiO2はUVBを吸収し、UV-Aの一部を反射します。ZnOはTiO2がカバーできないUV-Aを反射します。
いずれも粉体なので肌には馴染み辛く、持続効果が低いのが欠点です。
2.紫外線吸収剤
紫外線を吸収することにより、日焼け止めとしては効果が非常に高いのが特徴です。代表的な成分は『ケイ皮酸誘導体(メトキシケイ皮酸オクチル等)』、『パラアミノ安息香酸誘導体(ジメチルPABAオクチル等)』、『ジベンゾイルメタン誘導体(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン等)』などになります。
しかしそれらの成分は人工的なものと言う事もあり、馴染ませる為には多量の油分が必要で、肌に刺激が強く、別の肌荒れの原因にもなってしまうのが難点です。
3.潤滑剤+その他の効果をもつもの
日焼け止めと言うとココナッツやラベンダーだとか良い匂いがしませんか?肌と成分を馴染み易くする為にオイル(油分)が使われているのですが、それにココナッツやラベンダーなどの鎮静効果がある香りを加えているのです。
また肌を柔らかくする為に乳液なども入れられていたり、これらは各メーカーのオリジナルのレシピによってまちまちです。
・・・と、光の中の紫外線の長い方が人の皮膚を日焼けさせ、日焼け止めはその向かってきた光を散乱させたり吸収させたりする事によって、肌を老化などから守ってくれているんですね!
そして紫外線が到達しないから、皮膚を守るためのメラニン色素が発生しないので、肌は黒くならないんですね!!
No TweetBacks yet. (Be the first to Tweet this post)
関連する他のオススメ記事
同じカテゴリー内の記事 |
どうせ買うなら安心の専門店で! |