最近は電波とかで自動補正される便利な時計が色々出てきてますよね。
しかもソーラーパワーで半永久に駆動するなんて。
それから比べると、今、巷で発表された最新の時計はちょっと迫力不足かも。
腕に嵌める事も出来ないですし。
1秒も狂ってしまうそうですから。
まあ、2億年と言う永いスパンでですが・・・。
・・・っと、さらっと書いてみましたが、超凄いですよね??
2億年に±1秒しか誤差が発生しない時計が、2009年の2月に発表されたんですよ。
この2億年時計は、米国のNIST(National Institute of Standards and Technology)とコロラド大学の合同研究所である『JILA』で開発されたんだそうです。
でも実は8,000万年も誤差が発生しない様な時計は、既にNIST自体で開発していたんですよ。
だから、まあ、取り立てて騒ぐ必要があるのか無いのか・・・。
(あるんですよ!)
これらの所謂億年時計は、原子時計でもある光学時計。
中性原子の特性を光で計測してなせる精巧な技。
以前はCs(セシウム)だとかCa(カルシウム)だとかが採用されていたのですが、今度のは原子番号38のSr(ストロンチウム)バージョン。
選択する原子の種類だけでなく、レーザーなどの光とのマッチングにより精度が変わるとの事。
・・・で、ここで冷静になると「そんな大層なモノ、一体誰が何の為に使う必要があるの?」と疑問が湧きますよね?
勿論、億年単位で時間を立証するのは誰にも出来ない事ですし、あまり意味が無いのかも。
(あるのかな?)
億年単位で1秒しか狂わないと言う事は、その精度は驚くべきもの。
1分は60秒。
1時間は3,600秒。
1日は86,400秒。
1年は31,536,000秒。
その2億倍の秒数で1秒しか狂わない訳ですから、その精度は・・・、兎に角凄いですよね。
(そんなに小さい単位は知りません!)
それ位、極小の時間を計測する事が可能になって来ている訳です。
今の光の時代では、きっとそれくらいの極小の精度が必要になって来ているのでしょう。
また遠方を計測する何億光年と言う気が遠くなる単位にも、更に信憑度が高くなって便利になって行く事なのでしょう。
でも、時計と言うのはちょっとくらいは狂う方が、色々な言い訳になって良いんですが・・・と思うのは私だけでしょうか??
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